GIGABYTEのMini-ITXマザーボード、H370N WIFIの消費電力計測です。
消費電力・ベンチマーク
PC構成
CPU | Intel Core i3 8100 |
Cooler | Noctua NH-L9x65 |
M/B | GIGABYTE H370N WIFI |
MEMORY | crucial CT2K8G4DFS8213 |
電源 | Corsair AX850 |
SSD | SANDISK SDSSDXPM2-500G-J25 |
OS | Windows11 Pro 21H2 |
その他 | logicool MK240 GbLAN接続 DP接続4K(3840×2160) ワットチェッカー REX-BTWATTCH1 |
UEFIのバージョン:F15
アイドルの計測結果
UEFIデフォルトはメモリクロックが2133MHz CL15-15-15-36でした。
UEFI設定 | 消費電力 |
UEFI default | 17.6W |
↑ C-State Control [Auto] -> [Enabled] ErP [Disabled] -> [Enabled] CEC 2019 Ready [Disabled] -> [Enabled] Aggressive LPM Support [Disabled] -> [Enabled] Wake on Lan Enable [Disabled] -> [Enabled] RGB Fusion [off] | 10.7W |
↑ PCH LAN Controller [Disabled] -> [Enabled] ※1 | 10.6W |
H370N WIFIはLAN端子が2つあるので1つしか使用しない場合はオフにできますが、あまり効果はありません。
続いて電源設定を変更します。
Windows電源設定 | 消費電力 |
※1の状態 電源プラン[バランス]デフォルト | 10.6W |
↑PCI Express リンク状態の電源管理 [適切な省電力] -> [最大限の省電力] | 10.6W |
↑ワイヤレスアダプターの設定 省電力モード [最大のパフォーマンス] -> [省電力(高)] ※2 | 10.0W |
ワイヤレスアダプターの設定で僅かに下がりましたが、PCI Express設定は効果なし。
負荷時の計測結果
※2の状態で計測しました。
Cinebenchは10分完走しています。
計測内容 | 消費電力 | スコア |
Cinebench R23 Single | 31.4W | 943pts |
Cinebench R23 Multi | 48.7W | 3538pts |
FFXIV 漆黒のヴィランズ フルHD 高品質(デスクトップPC) ウィンドウ | 61.8W | 1245 設定変更を推奨 |
雑感
GIGABYTE H370N WIFIはUltra HD Blu-ray Discを再生するための環境要件をクリアしており、Intel SGXとHDMI2.0を実装しています。
一度環境構築に挑戦しましたが、その条件をクリアするまでにかなり苦労しました。
CyberLinkの「Ultra HD Blu-ray Advisor」で要件をクリアしているか確認できるのですが、設定変更を繰り返しても何かしらNGになってしまいPCでの使用はあきらめました。
今ならPS5や4K対応のブルーレイレコーダーなら再生できるので、Ultra HD Blu-ray Discの再生はそちらに任せた方が確実です。
ただUltra HD Blu-ray Discの再生をしなくてもGIGABYTE H370N WIFIは内蔵グラフィックスのみでHDMI2.0の出力ができるメリットがあります。
※通常Intelの第8世代(Coffee Lake)/第9世代(Coffee Lake Refresh)の内蔵グラフィックスはHDMI1.4なので4K 60Hz出力には対応していない。
消費電力もアイドル10W前後とマルチメディア用途に焦点を当てたマザーボードとして優秀です。
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