Core 2 Duo E8500 + MS-7360

友人から処分したいPCがあるということで、話を聞いてみると10年前に購入したもので壊れているかもしれないとのこと。それでも構わないからとHDDだけ抜き取ってもらって引き取りました。
中身はCore 2 Duoのマシンでした。

PC構成

ケースはホコリだらけだったので、使えそうなパーツだけ抜き取ってベンチ台に移設しました。

CPUIntel Core 2 Duo E8500
CPUクーラーIntel 純正クーラー
マザーボードMSI MS-7360
MEMORYA-DATA AD2800001GOU 1GB x 4
VGAMSI GT 1030 2G LP OC
電源Corsair AX850 Titanium 850W
SSDSanDisk SDSSDA240G
ベンチ台STREACOM BC1
OSWindows10 Pro 21H1
その他logicool MK240
GbLAN接続
HDMI接続4K(3840×2160)
ワットチェッカー REX-BTWATTCH1
検証環境

マザーボードはHWiNFOで読み取りMS-7360と出たので、その型番で調べるとP35NEO-Fが検索にヒットしました。
ボタン電池は切れていてBIOSは毎回リセットされてしまうので、こちらは交換しました。

ビデオカードはAlbatron GeForce 8800GT 512MBのようです。
PCIE6ピンが必要で、起動するとシロッコファンが轟音を撒き散らしますが画面が映らず壊れていました。

Albatron GeForce 8800GT

発売日はそれぞれGeForce 8800GT 512MBは2007年10月30日、Core 2 Duo E8500は2008年1月20日となっているので、13年以上前の構成としては確かにハイエンドとなっていました。

アイドルの計測結果

UEFIデフォルトはメモリクロックは800MHz CL5-5-5でした。

UEFI設定消費電力
UEFI default54.7W
↑ Intel EIST [Disabled] -> [Enabled]
※1
46.1W

設定できそうな省電力関連はEISTぐらいでした。
かなり高めの消費電力ですが、前はそれが当たり前だったんですよね。

続いて電源設定を変更します。

Windows電源設定消費電力
※1の状態
電源プラン[バランス]デフォルト
46.1W
↑PCI Express
 リンク状態の電源管理
 [適切な省電力] -> [最大限の省電力]
※2
45.7W

Windowsの電源設定ではほぼ変わらずでした。

負荷時の計測結果

※2の状態で計測

SingleとMultiの消費電力がほぼ同じになっていましたが、別処理が走っていた可能性があります。
軽い処理でもCPU使用率100%になるので最大値求めると表の結果となりました。

計測内容消費電力スコア
Cinebench R20 Single98.0W167pts
Cinebench R20 Multi94.4W362pts
Cinebench R23 Single94.0W479pts
Cinebench R23 Multi94.3W893pts
DQXベンチフルHD
最高品質 ウィンドウ
112W7764
とても快適
Cinebench R20
Cinebench R23
HWiNFO

雑感

SSDとGT1030の恩恵が大きいですが、Webブラウズはワンテンポ引っかかる場面がありますが表示完了さえしてしまえば特に問題なく使用できます。
もちろん最新のPCではそのワンテンポ引っかかることがないので、その差はありますが13年前のCPUでも使えなくはないということに驚きです。
DQXもGT1030との組み合わせで「とても快適」となるので軽いゲームならまだ遊べます。

マザーボードの基盤がかなり曲がっていて、負荷をかけると高周波音がキーキー鳴る、アルミ電解コンデンサなのでそろそろ限界を迎えそうな予感。
今までよく頑張りました。

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