Wifi6とメッシュ機能を備えたNEC Atermの上位機種、WX5400HPの消費電力を計測していきます。
メーカー公称値の最大消費電力は19.5Wです。
仕様見て気付いたのですが、動作環境が0~40℃は日本の環境では結構この範囲を超える時はありそうな条件です。
ただしライバル機であるWSR-5400AX6Bも温度の条件は同じでした。
【状態】
有線LAN、WANケーブル全て接続:GbEリンク状態
無線LAN2.4GHz、5Ghzオン
※消費電力計測機器はRATOC RS-BTWATTCH2
※5Ghz/2.4GHz通信負荷はiPhoneアプリ「スピードテスト 回線速度 Speed Test Check」を使用
※ルーターとiPhoneは同室で計測
※5GhzはiPhone 13 mini、2.4GHziPhone8で計測
※有線LANのGbE通信負荷は「USENのインターネット回線スピードテスト」を使用
※通信負荷はEEE ONの設定でそれぞれ3回計測
※インターネット回線は楽天ひかり(クロスパス)
状態 | 消費電力最大値 | 回線速度 ダウンロード | 回線速度 アップロード |
通信なし EEE OFF | 8.71W | - | - |
通信なし EEE ON | 8.75W | - | - |
5GHz通信負荷 | 11.6W | 72~112Mbps | 72~100Mbps |
2.4GHz通信負荷 | 11.7W | 76~78Mbps | 73~88Mbps |
有線LAN GbE通信負荷 | 9.37W | 284~336Mbps | 329~345Mbps |
5GHz/2.4GHz同時通信負荷 | 13.5W | 5GHz:58~101Mbps 2.4GHz:50~65Mbps | 5GHz:41~54Mbps 2.4GHz:49~68Mbps |
5GHz/2.4GHz/有線LAN同時通信負荷 | 13.4W | 5GHz:84~87Mbps 2.4GHz:53~65Mbps 有線:231~322Mbps | 5GHz:22~52Mbps 2.4GHz:40~60Mbps 有線:321~347Mbps |
EEE機能をオン/オフでほぼ変わりませんでした。
有線のスピードテストで消費電力があまり上がらなかったので、PC環境からできる他のスピードテストも試しましたが同じような結果でした。
Aterm WX5400HPを購入した理由は2階に設置しているBUFFALO WSR-3200AX4Sの1階の電波が弱いことでした。
Aterm WX5400HPに変更してからそういった事象はなく快適に動作しています。
しかしAterm WX5400HPは管理画面がものすごく遅いです。
設定変更や確認する時は画面遷移も設定変更を適用するときも数秒~十数秒待たされます。
あまり頻繁に設定変更することもないと思いますが、端末の接続状況が分かる「見えて安心ネット」も表示や設定変更に時間がかかるのでもう少し快適にして欲しかったです。
今のところ常時稼働でも不安定になることがなく、アンテナ内蔵型ながらも電波は2階建ての木造住宅をカバーできています。
ルーターのラインナップとしては少し高めの価格となっていますが現行で最新規格のWifi6やメッシュ中継機能が利用できるので最有力選択肢として入れていいと思います。
コメント
FYI: Mikrotik AC2 idles at 2-3 watt