BIOSTARのオンボAPUはA10N-8800Eがありましたが、A10N-9830Eなるものも登場していた。
ドスパラで安売りしていたので性能がどのぐらいか見てみます。
外観
UEFI(一部のみ)
CPUファンは60mm x 60mm x 20mm
ヒートシンクの高さは10mmと冷却性能についてはかなり控えめ。
F5キーでファンコントロールができるがこの画面はキャプチャ非対応でした。
マニュアルコントロールもできるのでフル回転にしない設定も可能です。
消費電力・ベンチマーク
PC構成
CPU | AMD FX-9830P (4コア/定格3.0GHz/最高3.7GHz) |
M/B | A10N-9830E (CPUオンボード) |
MEMORY | G.SKILL F4-3600C19D-16GSXWB @ 2133MHz |
電源 | 玄人志向 KRPW-TI500W/94+ |
SSD | SanDisk SDSSDA-240G-J26C |
OS | Windows10 Pro 20H2 |
その他 | logicool MK240 GbLAN接続 HDMI接続 FullHD(1920×1080) ワットチェッカー REX-BTWATTCH1 |
Cinebench R20
Idle | 10.3W |
R20 Single | 35.3W |
R20 Multi | 43.7W |
R20 Single Score | 183pts |
R20 Multi Score | 579pts |
Cinebench Multiで3.2GHz@1.188V、Singleで3.8GHz@1.413Vとなっていました。
ドラゴンクエストX
1280 x 720 最高品質 ウィンドウ 7196 とても快適
動作音
バラック状態のマザーボードから50cm離したdb値
室内音 | 40.0db |
Cinebench R20 Multi | 41.7db |
ドラゴンクエストXベンチ | 42.0db~43.5db |
小さいファンを高回転で回すので基本的にアイドル時以外は少し耳障りになります。
UEFIでファンを制御することは可能ですが、Quietモードにしても負荷がかかるとすぐCPU温度が高温になり、ファン設定の最適値を出すのは難しい。
基板上には余裕はなさそうだが簡単に交換できるようなCPUクーラーではないので、省電力なCPUとはいえもう少しヒートシンクとファンについては大きくして欲しかったです。
CPUファン50%で固定するとCinebench R20 Multiが73度あたりで張り付きました。
CPUクロックは3.0~3.2GHzの間で動作し、Scoreは616ptsでした。
負荷がかかって41.0dbそこまで煩く感じないが、これはファンが悪いのだが軸音が若干聞こえます。
まとめ
Windows10ではややもっさりするがブラウジングは可能です。YoutubeもフルHDで快適に視聴可能。
MINI-ITXマザーボード+CPU+CPUクーラーがついて大体10,000円ぐらいの価格、それにアイドル時は省電力なので常時起動で音楽やラジオを鳴らす、動画視聴等”あまり操作をしない”サブPCの利用にいいかもしれない。
また、Windows7もインストール可能なのでMINI-ITXで場所を取らずコレクション用としても使えるかも?今回その目的で購入したというのが狙いだったりします。
メインで使うには現在においてはCPUの性能が極端に低いので、Windowsの動作も重めかつすぐにファンが高回転になるというデメリットもあり、動画編集や重めの3Dゲームはグラフィックカードを追加しても不利になります。
値段は倍になりますがIntel H310のITXマザー+Pentium Gold G5420の方がブラウジングのみでも満足度がかなり違います(今だとH410+Pentium Gold G6400がこれに置き換わる)。
用途を絞れば省エネminiPCとして活躍してくれそうで、めずらしいAPUを搭載しているのも魅力的なマザーボードといえます。
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