Intel NUC11PAHi5 DDR4-2666/DDR4-3200比較

PC構成

ベアボーン
(CPU)
Intel NUC11PAHi5
(Intel Core i5-1135G7)
MEMORYCFD W4N3200CM-16GR (DDR4-3200 CL22)
CFD W4N2666CM-16GR (DDR4-2666 CL19)
SSDPLEXTOR PX-512M9PGN+
OSWindows10 Pro 21H1
その他logicool MK240
GbLAN接続
HDMI接続4K(3840×2160)
ワットチェッカー REX-BTWATTCH1

※UEFIはdefault

消費電力/ベンチマーク

Idleは安定せず0.25W、1.32W、1.50W、2W台、3W台を表示することがありました。
括弧内は比較的多く表示していた数値
※Cinebenchは10分完走

計測内容W4N2666CM-16GR
DDR4-2666
W4N3200CM-16GR
DDR4-3200
Idle 消費電力 (7.25W)(7.32W)
Cinebench R23 multi 消費電力 65.1W66.2W
Cinebench R23 multi スコア6068pts6103pts
Cinebench R23 single 消費電力 27.2W28.1W
Cinebench R23 single スコア1355pts1360pts
DQXベンチ 最高品質
1920×1080 ウィンドウ
9862
とても快適
10790
すごく快適
DQXベンチ 消費電力49.2W49.7W
FFXVベンチ 軽量品質
1920×1080 ウィンドウ
2394
重い
2637
やや重い
FFXVベンチ 消費電力 58.1W59.3W

DDR4-2666とDDR4-3200の比較では消費電力の差は僅かですが、DQXやFFXVのベンチでは10%程度上昇し確実に効果があるので、かなり価格が安くない限りはDDR4-2666を選択する必要はないです。

NUC11PAHi5の使用感

Cinebench multiやCPU全コア100%使う場面になるとCPUファンが大きめの音を鳴らしながらすぐに90℃を超えるのでエンコード目的では使用しにくいです。
フルロードでははじめは3.8GHzで動作しますが、90℃超えると3.7GHzにクロックダウンします。
室温25℃の環境での状態なので、室温が高ければよりクロックダウンは大きくなるはずです。
HWinfo読みで最高は100℃を示しました。
Cinebench Singleは最大4.25GHz、74℃でした。

DQXベンチではCinebench multiほどではないですが、70℃程度の温度でファンの音もゲームをしていれば気にならない程度になりました。
しかし小さい筐体に詰め込んでいるため近くに置けば風切り音は気になる人もいるかもしれないです。

FFXVベンチもDQXと同じぐらいのファンの音から時々フル回転になることもありました。
ファンの音が大人しいときはCPUがフルロードになっていないときでした。
軽量品質でも動きはカクカクですが、極小の筐体で3Dベンチが動くのを見ていると関心しました。

NUC11PAHi5はUEFIが標準だと静かですが、ファンの音は聞こえます。
ファンコントロールでMinimum Duty Cycleを25%にすればほぼファンの音がしなくなるので、軽い作業オンリーの使用用途であれば静音で極小なPCとして運用できます。
さらにちょっとした負荷でもファンの回転音を上げたくないのであれば、低速にはなるがTurbo Boostをオフにすると良いです。
ここまで来るとCore i3版にしても良かったんじゃないかと思ってしまいますが、カスタマイズ次第で静音化も可能なのでパワーが欲しいときは設定を変更すればいいだけというメリットがあります。
CPUの消費電力が低いので、ケースをもう少し大きくして超静音PCやファンレスなども挑戦できるような拡張キットのようなものがあれば欲しかったです。

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