2種類のCPUクーラー比較
・SCYTHE 虎徹 MarkII SCKTT-2000
・DEEPCOOL GAMMAXX GTE DP-MCH4-GMX-GTE
GAMMAXXは2,500円ぐらいで買った記憶があり、虎徹より1,000円ほど安価ですが定番中の定番CPUクーラーでCore i7-10700KのCinebench比較してみます。
外観
付属ファンを含めたサイズは2製品ともかなり近い値です。
【SCKTT-2000】130mm(W) x 154mm(H) x 83(D)mm
【DP-MCH4-GMX-GTE】135mm(W) x 157.4(H)mm x 84.8(D)mm
横から見ると虎徹の方が密度が高いです。
CPU接触部
GAMMAXX GTEはダイレクトタッチ式になっています。
PC構成
CPU | Intel Core i7-10700K |
CPUクーラー | SCYTHE 虎徹 MarkII SCKTT-2000 DEEPCOOL GAMMAXX GTE DP-MCH4-GMX-GTE |
CPUグリス | SMZ-01R |
マザーボード | ASUS ROG STRIX Z590-F GAMING WIFI |
MEMORY | F.Skill F4-3600C16D-32GTZNC@XMP (DDR4 PC4-28800) |
電源 | Seasonic SSR-750TR 750W Titanium |
SSD | Crucial P5 CT500P5SSD8JP |
ベンチ台 | STREACOM BC1 |
OS | Windows10 Pro 21H1 |
その他 | logicool MK240 GbLAN接続 DP接続4K(3840×2160) ワットチェッカー REX-BTWATTCH1 |
※UEFIはメモリXMP以外は全てdefault
各種結果
「最大」はCinebench R23 Multi 10分完走中の結果
虎徹 MarkII | GAMMAXX GTE | |
室温 | 21.7℃ | 22.3℃ |
アイドル時温度 | 27℃ | 27℃ |
アイドル時ファン回転数 | 506rpm | 574rpm |
最大温度 | 82℃ | 83℃ |
最大ファン回転数 | 1173rpm | 1557rpm |
最大CPUクロック | 4.7GHz | 4.7GHz |
Cinebench R23 Multi スコア | 12760pts | 12833pts |
両者ともサーマルスロットリングなしでした。
室温低めかつベンチ台での動作なので、ケースに組み込んだりするとサーマルスロットリングが発生するかも?
各CPUクーラーの印象
SCYTHE 虎徹 MarkII SCKTT-2000
ファンは負荷時でも1200回転で特に嫌なノイズもなく十分に静かです。
負荷時は消費電力が200Wぐらいになりますが、サーマルスロットリングなしでCinebench完走しています。
ファン回転数がMAX1200rpmあたりなので、これ以上発熱するようなCPUには向きません。
ミドルレンジあたりのCPUなら静音のまま冷やせる、ケースの干渉が少なく取り付けも比較的簡単、3000円台という手の出しやすい価格ともなればロングセラーになるのも納得です。
DEEPCOOL GAMMAXX GTE DP-MCH4-GMX-GTE
虎徹 MarkIIよりさらに1000円ほど安価、かつダイレクトタッチだったにも関わらず、Core i7-10700KをサーマルスロットリングなしでCinebench R23 10分を完走したのは意外でした。
低回転でカラカラ音はするが気になるほどでもないです。
高回転では逆にカラカラ音はしなくなります。
虎徹より回転数が高いのでヒートシンクの性能は劣ります。
風切り音は大きいですが嫌な音ではありません。
ただし確実に虎徹よりファンの音が大きく、1000円の差ならGAMMAXX GTEを選択するメリットはあまりないと思います。
ファンを交換してもいいですが、それなら最初から虎徹を買うという結論になってしまいます。
GAMMAXX GTEは現在もう販売していませんが(マイナーチェンジモデル:GAMMAXX GTE V2)、両者価格と性能のバランスは取れている感じでした。
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