Z490エントリー向けマザーの検証です。
消費電力・ベンチマーク
PC構成
CPU | Intel Core i5 10400 |
Cooler | SCYTHE MUGEN5 Rev.B |
M/B | MSI MPG Z490 GAMING PLUS |
MEMORY | G.SKILL F4-3200C14D-16GFX |
電源 | 玄人志向 KRPW-TI500W/94+ |
SSD | PLEXTOR PX-512M9PGN+ |
OS | Windows10 Pro 20H2 |
その他 | logicool MK240 GbLAN接続 HDMI接続 FullHD(1920×1080) ワットチェッカー RS-BTWATTCH2 |
UEFIのバージョン:7C77v16
アイドルの計測結果
UEFIデフォルトはメモリクロックが2400MHz CL16-16-16-39でした。
UEFI設定 | 消費電力 |
UEFI default | 16.7W |
↑ Intel C-Sate [Auto] -> [Enabled] C1E Support [Disabled] -> [Enabled] Package C State Limit[Auto] -> [C10] ※1 | 9.1W |
続いて電源設定を変更します。
Windows電源設定 | 消費電力 |
※1の状態 電源プラン[バランス]デフォルト | 9.1W |
↑PCI Express リンク状態の電源管理 [適切な省電力] -> [最大限の省電力] ※2 | 9.1W |
Windowsの電源設定で変化なしです。
他のマザーボードで変化があったPCI Expressの設定は特に変わらずでした。
続いてメモリクロックを変更します。
メモリクロック | 消費電力 |
※1の状態 2400MHz CL16-16-16-39 1.2V | 9.1W |
2666MHz CL16-16-16-39 1.2V | 9.2W |
3200MHz CL14-14-14-34 1.35V ※3 | 9.8W |
XMP設定でも10Wを切る優秀ぶりです。
負荷時の計測結果
※3の状態で計測しました。
計測内容 | 消費電力 | スコア |
Cinebench R20 Single | 34.6W | 434pts |
Cinebench R20 Multi | 95.1W | 3192pts |
FFXIV 漆黒のヴィランズ フルHD 高品質(デスクトップPC) ウィンドウ | 46.9W | 1514 (設定変更を推奨) |
まとめ
Z490のエントリーモデルですがデザインがほぼ黒一色でむしろ上位モデルより良い感じがします。
Z系はメモリOCができるチップセットなので価格の被るH470のミドル/ハイエンド帯と比較してこちらを選ぶ人もいそう。
MSIで最低限の機能だけを実装してるマザーボードはアイドル消費電力が低い印象があります。
実際「Z490 GAMING PLUS」も低消費電力寄りです。
後継の「Z590 GAMING PLUS」はデザインがあれですね・・・良く言えば攻めたデザインになったのでしょうか。
価格次第になりますが、PCIe Gen4と(マザーボード次第ですが)HDMI 2.0が不要であればZ490も選択肢にはいります。
コメント
[…] メモリクロックが低速のまま設定を詰めればアイドル16W台も可能ですが、それでもMPG Z490 GAMING PLUSやZ490I UNIFYと比較すると高めに出ます。PCI Express 4.0の実装で足回りが強化された分が響いてるのでしょうか。Z590チップセットでは鉄板とも言えるマザーボードだと思いますが、あまり間を置かずにAlder Lakeが登場したので難しい立ち位置にいます。電源周りの強化からか発売時はかなり価格が高めでしたが、最近は値下がりしてきているのでRocket Lakeと合わせてかなりコスパが良くなれば選択肢にはいるかもしれませんが、Alder LakeやRyzenと比較すると厳しいです。 […]