「MESHROOM S」はPCI Expressスロットを90度回転させ(ブラケットが下)、ケースの奥行が短いながらも300mmオーバーのグラフィックカードを搭載できる特殊仕様です。
GeForce RTX 3080Tiを使って組んでみます。
PC構成
CPU | AMD Ryzen 9 7950X |
Cooler | Thermaltake TOUGHLIQUID 280 |
M/B | GIGABYTE B650I AORUS ULTRA |
MEMORY | SanMax SMD5-U64G88H-56B-D |
GPU | ASUS TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING |
電源 | Corsair SF600 Platinum |
SSD | EXCERIA PLUS G2 SSD-CK2.0N3PG2 P31 GOLD 2TB |
OS | Windows11 Pro 23H2 |
その他 | logicool MK240 GbLAN接続 HDMI接続4K@120Hz(3840×2160) ワットチェッカー REX-BTWATTCH1 |
UEFI設定
CPU:PPT 95W / サーマルリミット:85℃
GPU :PowerLimit 70%
室温24.5℃

雑感
TimeSpy StressTest ウィンドウモードの10ループ目での測定値で消費電力は420Wぐらいでした。
ベンチマーク中はCPUパワーはあまり使わず20%(ソフト読みで55Wぐらい)、GPUはほぼ100%(ソフト読みで300Wぐらい)
ベンチマーク中で一番問題になるのがマザーボード背面に設置しているm.2 SSDのP31 GOLDです。
グラフィックボードを背面に設置するサンドイッチレイアウトはマザーボード背面のm.2 SSDの熱が逃げる場所がないため温度が上昇し続けます。
ベンチマーク中は67℃、ベンチ終了後にアイドル状態に戻して10分経っても57℃と温度が下がるのも遅いです。
SSD自体は何もロードしていない状態でこれなので、ゲーム用・もしくはゲーム中に録画等でディスクアクセスすれば温度は危険域に達する可能性は高いです。
また排熱がほぼ望めないので、サーマルスロットリングが発生しても温度の低下できるかも不明です。
最悪熱で壊れたという状況にもなりそうです。
サンドイッチレイアウトの場合はマザーボード背面のm.2は冷却が課題となります。

ASUS TUF-RTX3080TI-O12G-GAMINGの奥行きは299.9mmです。
このサイズでもケースには入りますが、簡易水冷と合わせると内部のスペースはかなり狭いです。

また、ディスプレイ端子類が下を向くため「MESHROOM S」にはL字型のHDMIケーブルが付属していますが、下部のスペースがものすごく狭いので端子を挿すのもやりにくいです。
DisplayPortのL字も別途用意する必要がありますが、有名どころのメーカーでは良い感じのが見つかりませんでした。
最近のWindowsは条件が揃っていればマザーボードの出力端子からでも内蔵GPUを経由してグラフィックカードの能力出せるらしいですけど、デメリットもあるらしいので直で繋ぎたいです。
なので端子は下ではなく上向きにして、ケーブルが上に飛び出してもいいのでコネクタを接続する箇所のスペースは確保して欲しかったです。
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