
消費電力・ベンチマーク
PC構成
CPU | AMD Ryzen 9 7950X |
Cooler | noctua NH-U12A |
M/B | GIGABYTE B650E AORUS ELITE X AX ICE |
MEMORY | ARK ARD5-U32G88HB-56B-D |
電源 | SUPER FLOWER SF-1000F14HT |
SSD | EXCERIA PLUS G2 SSD-CK2.0N3PG2 |
OS | Windows11 Pro 23H2 |
その他 | logicool MK240 GbLAN接続 DP接続4K@60Hz(3840×2160) ワットチェッカー REX-BTWATTCH1 |
UEFIバージョン:F20
アイドルの計測結果
UEFIデフォルトは「Ryzen 9 7950X」定格の5200MHz CL42-42-42-84になっていました。
UEFI設定 | 消費電力 |
UEFI default | 31.3W |
↑ LEDs in System Power On State [on] -> [off] | 30.1W |
↑ Erp [Disabled] -> [Enabled] | 30.1W |
↑ Global C-state Control [Auto] -> [Enabled] | 29.8W |
↑ PCIe ASPM Mode [Disabled] -> [Enabled] ※1 | 29.8W |
UEFIの設定値変更でマザーボードのLED消灯以外は特に変わらず、誤差の範囲内です。
続いてWindowsの電源設定を変更します。
Windows電源設定 | 消費電力(最低値) |
※1の状態 電源プラン[バランス]デフォルト | 29.8W |
↑ワイヤレスアダプターの設定 省電力モード [最大のパフォーマンス] -> [省電力(高)] | 30.0W |
↑PCI Express リンク状態の電源管理 [適切な省電力] -> [最大限の省電力] | 23.5W ※2 |
最小構成でIdleが23.5WはSocket AM5マザーボードの中では低い部類です。
※2の状態でCPUを「Ryzen 7 8700G」(UEFIはF30を使用)に変更すると20.0Wになりました。
Cinebenchの計測結果
※2の状態で計測しました。
「B650E AORUS ELITE X AX ICE」と「Ryzen 9 7950X」のCinebench R23 MultiはHWiNFO読みでMOSFET温度が最大でも49℃になっています。
CPU温度は95℃まで達しているので、高回転のファンの風量がMOSFET側のヒートシンクにあたってかなり余裕がある温度となっていました。
ケース内に入れた場合でもエアフローが確保されていれば「Ryzen 9 7950X」でも心配ないスペックには仕上がっています。
「Ryzen 7 8700G」も計測を行いました。
「Ryzen 7 8700G」のみUEFIはF30を使用しています。
計測内容 | 最大消費電力 | スコア |
Ryzen 9 7950X Cinebench R23 Single | 91.8W | 2047pts |
Ryzen 9 7950X Cinebench R23 Multi | 280W | 37244pts |
Ryzen 7 8700G Cinebench R23 Single | 66.7W | 1809pts |
Ryzen 7 8700G Cinebench R23 Multi | 112W | 17668pts |
Cinebench R23 Multi・・・10分


雑感
B650マザーボードの中ではアイドルの消費電力が低く抑えられており、TDP170Wの「Ryzen 9 7950X」でも普通に扱えるポテンシャルを持っています。
デザインは白色の基盤とヒートシンクは銀色となっており、統一感があって白ベースのPCを組む上でも合います。

Gigabyteは主にグラフィックカードを挿すPCI Expressスロット真下にm.2スロットを配置することが多く、最近の3~4スロットあるようなグラフィックカードでは全て覆う形となります。
この配置のマザーボードをまだメインマシンとして使用したことがないので、m.2の温度について心配ですが、逆に懸念点がそれぐらいしかないのでどこかで使用するかもしれません。
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